オトメなこの頃

オトメなこの頃

乙女ゲームの感想やその他のゲームの感想などをまったり更新中。

古書店街の橋姫 感想・攻略順(PC版)

 

 

⚠️このゲームは乙女ゲームではありません。成人向けBLゲーです。

 

f:id:gr4312:20210208225519j:image

古書店街の橋姫 PC版

 

【物語】

大正十一年六月 梅雨の神保町
会津から上京してきた 玉森 は、帝大合格を目指す浪人生。
しかし底知れない空想癖とだらしない性格が災いし、たった二年で下宿先に見限られてしまう。
とある縁で古書店・梅鉢堂に住み込みで働くことになった玉森は、同郷の親友らに甘えながらも浪人生という猶予期間を謳歌していた。

そんな中、頼りにしていた親友の相次ぐ自殺と怪死。
雨の降る三日間をなぜか繰り返していることに気づいた玉森は、
彼らを掬うため神保町を奔走する。

何が現実で、
何が幻覚なのか。

友人の死の謎を追う、ポップオカルトな大正ミステリー

 

【総評】

ネタバレはないよ!

 

こんにちは!

今回は乙女ゲームではなく、BLゲーム「古書店街の橋姫」をプレイしたのでその感想を📖

苦手な方はごめんなさい。苦手な方は見てないとは思いますが…。

橋姫はPC版(成人向け)とVita版がありましてどちらにしようか迷ったんですけど、せっかく大人なのでPCの大人版を今回プレイしたよ🔞

BLゲーム初心者にオススメの作品の一覧に橋姫は大体入っているのでやってみようかなと。BL漫画とかはよく読むんですけどゲームは今までしたことなくて。

ジャンルは、奇書と幻覚のBLG。要素は、ポップオカルトな大正ミステリーというゲーム。

総評としては、すごく面白かった!🙆‍♀️

プレイし始めはめちゃめちゃ混乱するしついていけてない感満載なんですけど、全ルート読了する頃にはがっつりハマってた。

これってBLだよね…?と疑問が浮かび上がるぐらいには最初普通にオカルトミステリー小説を読んでる感じ。

なんかそれっぽい人がいないことはないしそういう雰囲気を漂わせてる感じもないことはないんだけど、終盤くらいまでオカルトミステリーが本題みたいな。まあそっちも本題なんですけど!


あらすじに「親友の相次ぐ自殺と怪死」とあるように、バッタバタ死にます😇

がっつりスチルが出てるわけじゃないのでそのへんはまだマシだけど、ルートによってはなかなかヘビーな死に方もある。

ですが、死があるからこそ生きてくる物語のような感じがするので何とか全エンド見てほしいゲームです。

怖いのが苦手な方は夜中のプレイは避けた方が無難かも。

PC版をプレイしたので、🔞♡シーンは当然あるわけで、ゲームは初めてなので大丈夫かちょっと不安もあったんですけど何も心配することなかった。全然大丈夫だった。

めちゃめちゃ優しい部類だと思います。しょっちゅう出てきたりしないです。BL漫画とか読む方はなんっっっっにも抵抗は感じないと思う。

ただ漫画じゃないのでボイス付きっていうのが恥ずかしいやらテンション上がるやらニヤけちゃうやらって感じ🥳

漫画も読まないという方は、無理せずVita版をプレイしてもらって、プレイした上でそのシーンが気になるとなれば是非PC版もオススメしたいです( ◜ᴗ◝)

🔞♡シーンでしかわからない二人の本心などはやはりそちらの方が見れるので平気という方は是非そちらを…。ですが、それ目的でプレイしたい方は物足りないかもしれない。

ゲーム性としてはキャラ分岐の時のみ選択肢があるだけなので本当に小説に近いです。

でも面白い。私は読み物とか普通に好きなので何も問題はなかったけど、ただもう少し文学の知識があったらもっと楽しめたかもしれないなと。

下に個人的キャラプレゼンみたいな感じでネタバレは避けて紹介とかしてるので是非よければそちらも…。これを機にプレイしてみようかなとか何かきっかけになれば嬉しいです。

大正ロマン、ミステリーが好きな方はもちろん、ミステリーが苦手な方(私も得意ではない)にもオススメしたいです\( 'ω')/

なんか新参者のくせに偉そうに出しゃばってすみません…。

ネタバレなし紹介の更に下にはネタバレがっつり丼の感想があります。色々叫んでます。

 

追記:

先日Switchへの移植の発表がありましたねー!!うわー!!おめでとうございます!!本当凄い👏💓

PCもVitaも発売時にプレイすることができなかったのですごく嬉しい。Switch版が出るということなので、Switchをお持ちの皆さまは是非Switchで初プレイして頂くのもいいかと思います!楽しみだ✨

 

 

ちなみに今回の主人公はこの人。↓

f:id:gr4312:20210209220720j:image

玉森(主人公)  cv.坂巻亮侑

会津出身。ケチで卑屈な文弱。20才。

伊達眼鏡をかけるほどの見栄っ張りな性格で、真面目で賢そうに見せることだけに長けている。

幼なじみの水上と川瀬を追って帝都にやってきたが結果が出せず下宿先から追い出されてしまい、神保町一丁目にある古書店・梅鉢堂に住み込みで働いている。(公式から抜粋)

 

 

【攻略キャラ】

ネタバレなし。

 

f:id:gr4312:20210301132104j:image

水上  cv.神崎智也

会津出身。酒造家の長男。

世話になりながら帝国大学文学部に通っている、21才。糸目。

穏やかな性格で争いを好まない常識人。

一方で学帽や財布を無くしたりと、所々抜けている面もある。

(公式から抜粋)

 

初回ルート固定キャラです。

一周目は選択肢なしで水上ルートになります。目が離せない男ナンバーワン。みんな、心を強くもって。こっちは色々奮闘してるのにそれを穏やか(?)に全てかわしていく男。それが何なのかはプレイして目撃してほしい。超がつくほどの読書バカだけど、好きな物語は決してブレないところが愛しい奴。糸目ということは……もちろん…(^O^)

普段穏やかな分、急な表情と言葉にやられるのでそれも是非見てほしい。

そしてとてもボリューミーだよ!

初回ルートでは多分理解が追いつかない部分もあると思うのでとりあえずそれは頭に軽く入れとくくらいの気持ちで!全ルート終えた頃にはきっともう一周したくなるので大丈夫です✌️

運命とかそういう類いに弱い人はバッチコイ。

 

 

f:id:gr4312:20210301144245j:image

川瀬  cv.マルクス

会津出身。玉森と水上とは同郷の幼なじみ。

帝国大学医学部に通う天才帝大生。20才。

追っかけがいるほどの美形だが、嫌みたらしが玉にキズ。潔癖症

(公式から抜粋)

 

二周目の男はこちら。一周目と同様固定です。

美形でドSの潔癖。面倒くさそうなニオイが漂っておりますが、これがまたいつの間にか心持っていかれてるからこわい。最後まで気を抜くな。

あと皆さまおっしゃってますが、声が。声が良い。いや、声良い。めちゃめちゃ合ってるんですよ…もう川瀬様マルクス様。

クリアしたあとにまた愛しさが増してきてしまう…。

🔞が平気な方は是非こちらのシーンもおすすめです…川瀬様炸裂。後日談も個人的には推したい。もう全てが川瀬で川瀬だからこその悶え死ぬお話すぎた🤦‍♀️

個人的にメンバーの中では一番トラウマになりそうなシーンがあったのでそこはちょっとビビりました。どのシーンのことを言っているかはプレイしたら多分、「あ、これだ」とご理解できると思う。

珈琲浴びたい人もバッチコイ。

 

 

f:id:gr4312:20210301174820j:image

花澤  cv.桜花大夫

会津出身。医者の息子。ぶっきらぼうだが正義に熱い超・日本男児。23才。

中学卒業後、福島を離れ陸軍士官学校へ。

現在は陸軍少尉。

(公式から抜粋)

 

三周目ですが、多分花澤が固定なはず…です。もし、万が一固定ではなくても花澤と博士で選べるのであれば個人的には花澤を先にオススメしたいかなって感じです。

花澤に関して説明するのがちょっと難しい。メンバーの中では兄貴的ポジション…とだけ言っておく。キャラ紹介文にもありますが、「正義に熱い超・日本男児」なんですけど、あれ?あれれれれ???🤔正義に熱い男だというのは間違っていない。………ッが!!

好きな人は花澤が性癖にグッサリと突き刺さると思う。そりゃもうグッサリと。

ダメージくる人はダメージがくる…かもしれない、そんな立ち位置。

めちゃめちゃ不器用で真っ直ぐな男。ここの人たちみんな不器用なんですけど、私の中で一番の不器用説ある。

不器用すぎて斜め上方向飛んでいっちゃった⭐️

 

 
f:id:gr4312:20210301174822j:image

氷川博士  cv.遠野誠

夕暮れの梅鉢堂にふらりと現れる眼帯の男。本名は氷川喜重郎。

どこで知ったか玉森の熱狂的なファンで、友情の証にブリキの金魚如雨露を贈るなどして
気味悪がられている。

(公式から抜粋)

 

四周目固定キャラ(多分)。

唯一初っ端からラブモード炸裂してくる人。玉森信者。時々気持ち悪い通り越してこわい。

他3人は同郷だけど博士だけ違うのでまた他と違う主人公の博士に対する感情の変化もこのルートの面白いところだと思います。

これまでどうなっているんだろうという点なども徐々に明らかになってくるルートでもあるので、是非幼馴染3人を見届けてから見てほしい。なのでわりと博士ルートの説明も難しい🙃

🔞シーンはもうさすが博士という感じで個人的には大変よかったです。博士の人物像そのままの期待を裏切らない男だったのでPC版をプレイできる人は是非そちらもお楽しみに🙈

 

 

f:id:gr4312:20210301175128j:image

能面の男  cv.美藤秀吉

梅鉢堂の地下に住む、謎の大男。能面を被り、少しどもった口調で話す。
玉森を見つけるとなぜか追いかけてくるが、敵意はない模様。が、玉森からすれば存在自体が敵。
玉森以外には暴力的で、川瀬や花澤を問答無用で殴り殺す。目的は謎。理由も謎。

(公式から抜粋)

 

所謂真相ルートなので何も言えない

何も知らないまま見てほしい。

そしてその時の感情を是非共有したい。

心臓だけ強くもって。

 

 

↓ここから先はプレイ済みの方のみ推奨。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【個別感想】

ネタバレがっつり丼!

 

水上(感想)

フォロワさんにも橋姫先輩が多分ちょこちょこいて、その中でも川瀬って名前を見ることが多いような記憶があったのでその影響で一番気になっていたのは川瀬なんですけど、水上ルート、1周目終わる頃には水上〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!と叫び倒して吐きそうでした。

この人めちゃめちゃ死ぬ。とにかく死ぬ。頭おかしくなるくらい死んだ。

私人物紹介とか読まずに進めたもんだから、友人が死ぬというのはあらすじで知っててもその友人が水上だということは知らなかったので最初びっくりしました。あ、死ぬのこの人なのね、と。それからがもう……。目の前でペンやら彫刻刀やらで首刺したり切ったりして死ぬのヤバすぎません???一回見ただけでもショックなのにそんなん何度も見てたら精神崩壊待ったナシじゃん😂

時間跳躍したとしても3、4回くらいかなと思っていたら計10回でしたね…。10回目で何とか生存未来に辿り着きましたけど、7回目過ぎた頃から生存未来もしかして無いのでは…?と疑い始めた私。

後半、玉森も水上の自殺方法を見抜いてくるのにそれでもあの手この手で自殺を繰り広げる水上になんだよ。その死に方…初めてだよと言う始末。

挙句、それより前だったかもしれませんが、玉森が熱を出して弱ってるその目の前で自殺を繰り広げる男ですよ。しかもその直前やっっっと優しい顔で玉森の手に触れてって感じなのに!!死ぬ!

こんなに自殺する人初めて出会いました。

そしてこの初回ルートとっっってもボリューミー!それも知らなかった!(予備知識ゼロ)

多分14時間くらいかかった……。プレイし初めは内容がイマイチ理解できずポカンとしてたんですけどフォロワさんに、とりあえずノリと雰囲気と萌えを楽しんであとで補完するのがいいとの助言をいただいたので最初はあまり深く考えずに楽しもうと進めてたんですけど、ストーリーが進むにつれて段々と惹き込まれていった…。そして謎が謎を呼ぶ。

舞台が関東大震災とか戦争の頃なのでなんかスケールのデカさにも驚きました。

時間跳躍する度に情報が追加されていくので頭の中で整理するのが大変。正直私には整理しきれなかった。でも全ルートクリアすると水上のお話が理解できてくるんですよねー。そして心が死ぬ。私が単にウマシカなので一周目では理解できなかった可能性は大きいですが!


水上も非常〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜に目を離せない面倒くさい男極まりないのですが……好きです。目を離したらすぐ死んじゃうからね!!目を離さず見つめてても死ぬ男なんですけど😂

もう本当に本当に本当に本当に本当に玉森が世界の中心という人物なので、玉森の為なら自分の命をティッシュか何かだと思ってるくらい捨てる。

水上の真剣な「好きだ、好きだよ」の破壊力はヤバかったです。腰が砕けた。

あ〜〜〜〜やっっっっっと幸せになれるのか〜〜〜〜〜〜〜;;と思わせてからの花澤&博士コンビの仕打ちには心が一度粉砕した。耐え抜いて耐え抜いて耐え抜いて耐え抜いた先のあがったー!!!!からの容赦ない突き落とし。ENDを見るまでは何も信じられなくなった。


浪人生だという事実にもびっくりですよね。

玉森は天才の自分(水上)にしか興味がないと思い玉森の気をどうしても惹きたくて騙し隠し…。そりゃ川瀬もびっくりだよ。

あと水上の名前がまさか水上じゃないとは思ってなくてですね、軽い衝撃を受けました。しかも水前寺水人って名前かっこよすぎて好き。超似合う。


水上には生まれる前の記憶があって、その全部の記憶に玉森がいたと。何度生まれ変わっても常に傍には玉森がいたなんて言われたら…もう…しかも後日談で言ってましたけど5億年も前からってどれだけ……。

これ水上ルート見てしまったら他のルートで玉森が水上以外の人と結ばれるのとか水上を想うとしんどすぎませんか?私大丈夫???


橋姫とは、

水上の家に伝わる、水の妖怪のお話。

橋姫は雨の降るうちにだけ現れ、橋姫に目をかけられた者はその力を譲られて。時間をさかのぼることができる

大泉家が奉っていたのは、水道橋の橋姫。

水上の家は、十六橋の橋姫。

橋姫の力は他人のために利用してはならない。橋姫の目があるうちに他者を掬えば…災いが起きる。

他人のために行動すれば橋姫の嫉妬を受けて、災いが起きてしまう。

災いを防ぐには、代償として支払わなければならない。


水上は他人を掬ったことがあり、その代償に玉森の母親を殺した。

玉森を掬った代償に、玉森の家族を奪った人。

その代償は支払ったのに橋姫はなぜか玉森に憑いてしまった。


この玉森を掬ったというのがいつのことかちょっと混乱してるんですけど、カッパの時?なのかな🤔カッパがちょっとよくわからないままなんですけど…。

でも23回も繰り返してるんですよ、水上は。

代償に玉森の母親を殺したというのも何なのかなと軽く疑問。

これ全ルート周回しないと分からない気がするし周回することで余計に分からなくなりつつあることに恐怖を感じている今現在。


水上との情事はとても良かったです。

恥じらい両腕で顔を隠す玉森に、その腕をほどいて笑いながら「綺麗だ」のセリフはめちゃめちゃ好き…

川瀬の声も腰にクる系で好きなんですけど、水上の声もじんわり優しく心に突き刺してくる感じでとっても好きです!

玉森への気持ちがバカデカすぎるけどでもそれを抑えててでも抑えきれず出てしまう色々な行動にも大変萌えさせていただきました。

水上好き。


最後水上に橋姫が推移しちゃったけど、これ永遠にその二人のあいだを行ったり来たりしそうじゃないですか…大丈夫か…

 

第一話「十六橋の橋姫」 ~完

 

 

川瀬(感想)

プレイ時間は大体8時間くらいだったと思う。一周目が長かったから今回も覚悟してたんですけど10時間超えずに終わってホッとした😂(つまらないとか全くそういうことではなく)

序盤共通はスキップしちゃった分があるからかも。

 
水上ルートもそこそこ頭上にハテナが浮かんでましたが、川瀬ルートも結構謎に終わってしまった気がします…。謎というか理解がなかなか追いつかず。

水上とは一応恋愛感情的なものはできて結ばれたけど川瀬とは違うような気がして……川瀬が玉森のことを特別だと思っていたのは伝わってきたけど、玉森は結局川瀬のことは最後までLOVEじゃなくLIKEで突き通して終わったので、あ!これ別にお互い想い合ってハッピー迎えるとは限らないのね?!ってなりました。この時点での個人的解釈です。

水上はほぼ自殺で終わったけど川瀬は自殺なんてしないから殺され方がなかなかエグくてひえってなりました…。暖炉は目を背けたくなった。

川瀬もこれはひと通りクリアしたら改めて知識を入れないとサッパリな予感😂

池田さんが変態爺さんで殺されちゃったのは理由としては仕方ないとしても、殺すのは良くないわけだし結局殺人隠したままなことに微妙にモヤっとしたけど、そもそも川瀬は父親殺してるし水上も玉森の母親殺しちゃってるし、そう思うとなんかもう今更か、という気分にはなりました。

あ、そうか、池田さんを実際殺したのは花澤だった。殺人犯しかいなくてわらう😂

 
普段川瀬は人に触れないし関わらないし冷たい言葉しか言わないから、それと反対の事が起こるとテンションはあがりましたね。私の。

ギャップが素晴らしい。川瀬の態度のギャップじゃなくてこっちの気持ちが。破壊力が尋常じゃない。

正直、実際いたら絶っっっ対付き合いたくないタイプですが、ドSに上からものを言われて逆らえないどころかめちゃめちゃ翻弄されてドキマギしちゃう自分が見えるんですよね、これがまた🙄

俺のこと、好き?

答えて。

とか言われた時も動揺しすぎてマウス持つ手が震えそうになった。

俺の目見て、イッて

も死ぬかと思った。

まず川瀬のあの声音ズルくないですか???なにあの良い声🙂

自分にだけ触れられるっていうのもズルい。なんだそれ

川瀬が一晩くらいは妄想に付き合ってあげるよって言って一緒に逃げようとしてくれるシーンの、

「どこ行くつもり?」「今は話せん!とにかく西だ!」「…?」

「…?」←ここの、んー?っていう音になってない息の返事がめちゃめちゃめちゃめちゃ好きすぎて死ぬかと思った(二度目)。

あと!プロフィールの、追加ですよね?あれ最初なかったやつですよね?玉森を傷つけすぎないように「くん」付けで呼んでいる。玉森を傷つけすぎないように。なんで玉森のことだけくん付けなんだろうなとは思っていたんですよ。プロフィールの説明にこれだけ胸を高鳴らせるものが今まであったか…?ってくらいの衝撃波。

店主から橋姫の力を譲り受けた川瀬は未来の玉森の気持ちを全て知ることになり、玉森が想っていたのは水上だった。自分の事なんてどうとも思ってなかったと気付いてしまうのがつらい。

君は俺と…どんな関係になりたかった?

一緒に囲碁を打てたら、楽しかったかな。

…押川とか、涙香とか。怪奇小説を楽しめたら俺も…水上みたいに、なれたかな。

このセリフの最後の方とか、とても聴いていてしんどかったです。


カッパの話が出てきましたけど、余計に色々こんがらがった気しかしません🙌

カッパというのは川瀬のことで、川瀬は玉森を殺そうとしたことがあった。でも嵐の夜玉森は来なかった。←水上が止めたっていうあの話なんですかね?

で、その翌日に玉森の母親はいなくなった。←これは水上の言う代償を払った話?

でも、「橋に近づこうとした理由を祖父に問い詰められ、私は初めて何か恐ろしい事をしようとしていたんだと気づいた」という話が何のことだかわからないんですよ…誰か教えて…。

玉森の母親が小児用の傘を持って出かけたのもその傘は誰の?水上?🤔


川瀬ルートでは水上から「地下室の怪人」の原稿の最終頁を抜き取り、水上の死期をなくして生存させることに成功するので、まあみんな生きていて何とか平和エンドにはなるんですけど。

どうして水上が水道橋を無事に渡ったことと雨が止むことが関係あるんだろう?とか分からないことがまだまだたくさんあるような川瀬のお話でした。

最後爽やかな川瀬で終わるの最高でしたね。

 

後日談の話も最高によかったです。

攻略キャラ視点のお話とかもう大好きなので神様かと思ったくらい嬉しい。

しかも川瀬とのシチュエーションがエモ過ぎました。それもってくるか…!!!っていう。とにかく川瀬が玉森のこと好きすぎてヤバいですね。好きすぎる。水上とはまた違うカタチの好きのデカさ。後日談読んだらもう二人完全に恋人じゃんって思わされました。恋人以外の何者でもないですね。川瀬が恋人だって言ってるんですよ…じゃあもうそれは恋人じゃないですか…(?)

元々、川瀬→→→←玉森だと思っていたのが、川瀬→→→→→→→→→→→→→→←←←玉森になったもんだからもう…(語彙力喪失)

後日談は本当によかった…本当によかった…。本当によかった。

独占欲の化身の川瀬大好きです。

橋姫を宿した青い目をした川瀬も好き。

 

第二話「悲喜劇の橋姫」 〜完〜

 

 

花澤(感想)

水上、川瀬と来て、花澤なんですけど。絶対半分の方は思ったであろう…水上と川瀬、二人のルートだと花澤の立ち位置ってあまり良くないんですよね…博士も。

なので川瀬終わったあと、え…このあと花澤ルートどう迎えたらいいの……と戸惑っていたんですが、まあ、とりあえずちゃんと迎えられました。迎えられたんですけど……いや、いやいやいや花澤もなかなか、なかなか拗らせてましたね〜〜〜〜〜〜〜。真面目が裏目に出たというか…。

ENDもまさかの斜め上方向いっちゃって、初見はお口あんぐりしながらエンディング見ちゃったよ😂

えっ!?!洪積世??!洪積世ってどこ!!!!


花澤の玉森への気持ちは非常〜〜〜に分かりづらすぎる。

初めは玉森に友として呼ばれるようにって生きていたのが、段々年月を重ねる度にその想いが増していって今の花澤の気持ちになったんですかね。

紹介文にありますが、正義に熱いどころの騒ぎじゃない、正義通り越しすぎた結果いろいろ踏み外しちゃってるから、もうほんとお前…っていう人物。

どう情事に向かうのかと思ったら強引系でしたね…しかも橋姫を手に入れる為の手段の一つがそれ。

水上を斬ったその手で。

川瀬を打ち捨てたその手で。

私の身体の内側に、触れられているなんて。

二人を殺したあとにこれは死ぬほどきつい。

喘いでくれ。…俺が勃たん。

このセリフは正直殺意沸くかと思いました。


機械的思考介入装置「ウキハシ」を使ったことにより、玉森の中に自分がいないことを知った花澤の「なのに…、お前の中に…俺はいなかった…!誰よりも俺は、お前を…!!」っていう苦悶の表情が伺えるセリフはとても良かったです。

でも花澤に「何も変わらなかったぞ、私の気持ちもな」って言ってしまう玉森にもなかなか辛辣でびっくりした。

結局玉森にとって花澤は親友でしかなくて、しかも水上も川瀬も殺してしまってる人とこの先一緒にいることを選択するの凄いとしか言い様がない。花澤のこと全て背負ったわけでしょ…。


本編中は、洪積世ってどこ?!!wwとか思ってましたけど、後日談読むとそんな「どこww」とかいう雰囲気では全くなくてずーんと来ました…。水上川瀬はあんな幸せそうなのに花澤……。まあ立場上というかお話的に仕方ないんですけど。花澤のやったことは決して忘れてはいけない罪だと思いますが、ここまで来るとどうか二人幸せに、とまではいかなくてもそれなり幸せにというか何とか生きていってほしいなと願わずには居られなくなりました。あんな何もないところで…食事もままならなくて、刀も錆びていってしまうし…読んでて私が絶望しかけた。

博士には航時機を作って会いに行ってほしいと私も願ってる…。

「まだ、玉森たちと遊んでいたい」

幼い頃の花澤。この言葉を言えたら受け入れてもらえたら花澤はきっとこんな不器用な生き方をしなくて済んだのかもしれないと思うと心痛いですね。


あとこれは水上の話になってしまうのですが、もう水上は本当どこでも玉森命すぎて好き。

命に変えてもって言葉、水上の為にあるんじゃないかってくらいなんだけど、もう少し自分の命も大切にしてほしいよ…玉森だけ生きてても仕方ないのに。


花澤の感想が水上、川瀬と比べると短くなってしまって申し訳ない…。話的にも短すぎた…もう少しあってもよかった気もするけど長くなればなるほどしんどくもなりそうだからやっぱりこのくらいでよかったんですかね。

 

第三話「紀元前の橋姫」 ~完~

 

 

氷川博士(感想)

杞憂でした

博士とのお話とか受け入れられるのか最初不安だったんですけど。大丈夫だった。むしろこれはこれでよかった。万々歳ってことではないけど色々新たな展開も出てきたりで一気に読んじゃいました。

まあ難しくて私のちっさい脳ミソではすぐに理解できないことも多くて、どういうこと??🙄と何度も思ったりしましたけど。

あの大人の白髪の博士の登場とか全然脳内がついていけなかった…でもあの博士は個人的に結構好き。よくわかんないけど😂


玉森が時間跳躍していなくなった世界はそのまま残っているということで……今までを振り返ってもエグイなって思う世界はいっぱいあるんですけど、今回の失明しちゃった博士を置いていったのしんどすぎましたね。一剣も砂山も死んじゃってるし…どうすんの…博士絶望すぎる

今回のルートで、初めて玉森の重複問題が出てきたじゃないですか。しかもその「玉森」は玉森から逃げてるみたいな。結局見つからないままでしたし。その玉森に関しては何も解決してないですよね?この先また出てくるのかな🤔

そして玉森くんの本名がここに来て解禁。

水森タマって…そこから玉森だったんですね。


博士との情事ですが、一番なんというかすけべだった気がする👏花澤も凄かったっていう感想を見かけたりしましたけど、博士の方ががっつり変態というかモザイクも薄かったところあったし、博士は変人変態という設定が存分に活かされててとてもよかった。

玉森くんもなんだかんだ一番楽しそうに見えたというか、こっちも見ていて微笑ましいというか。安心して見られた気がします(?)。

ただ、この世界はみんは生きてるわけでしかもまあ普通に仲は拗れてないっぽいし幸せと言えば幸せな世界なのかなと思いますけど、水上は大丈夫なのかな…とかつい考えてしまう。

博士ルートでも水上自殺したじゃないですか。もうあの時ナイフが出た時点で、一剣おまえ!!いいか!それ!絶ッッッ対に手放すんじゃないぞ…!!!!と思ったのに、案の定手放しおって………何が何でもナイフを落とすなああああ!!!!!!!!と心の底から叫んだ。ナイフが水上の手に渡ったら死ぬから!!!死んじゃうから!!!!


水上は水上でどうしても心配になっちゃうんですけど、博玉(氷玉?)は、博玉で幸せになってくれれば、というか博士には幸せでいてほしいかなと思います。


後日談の博士もこれがまた…。博士はやはり失明寸前までいっていて、それが玉森にバレ、玉森の目を博士に移植手術したのですが(それを成功させた川瀬も凄い)、玉森の橋姫の目を移植されたことにより効力は消えたけど橋姫が見てきた記憶を繋いでくれた。そのおかげで玉森が何を見てきたか、どんな世界からやってきたのかわかることができた。でもそれをわかってしまったことで色々な想いにも気付いてしまう。でも玉森が違う玉森だということは気付いていたんですね。さすが。玉森の本当に愛する人というのはやはり水上の事なんですかね…。

博士と玉森の関係をみんなに打ち明けたあとはどうなるのか想像しかできないので想像して楽しみます😌

玉森に「愛してる」って言わせる博士もやっぱり凄いな。

 

第四話「ブリキ細工の橋姫」 ~完~

 

 

能面の男(感想)

最終ルート、全ての真相、種明かしということで。

マジでびっくりした。最初全く意味わからなくて玉森と一緒に記憶喪失になったのかと思ってでもなんかみんないるし幸せじゃん!って一瞬頭をよぎったけど、まあそんなわけないよな…何か起こるよな…怪人全く出てきてないもんなとか思ってたら、予想通りの登場といいますか、そして驚愕の事実。

死んで、た………?死んでた?15年前に??全部玉森の空想……?水上も川瀬も花澤も博士も……え…そ、そ、そそそんなことあります?!!ここまで来て!?!まさか!?!もう頭が大混乱だったんですけど、死んでたって聞いて、頭が理解してくると内臓から何かが這い上がってくる気分でした…何その悲しすぎる展開………店主何してんのよ……店主も玉森なんですけど、、そうなんですけど…玉森以外3人、山の堂で仲良く首を吊ってたって…何なのそれは……。

自分で自分を孤独にさせていた、、夢を叶える為に…でも結局自分に殺されてしまう店主(未来の玉森)。


全て玉森の孤独に耐えられないが故に妄想の物語だと思うともう色々全部の出来事が切なく哀しすぎて心を保てなくなるので、違う世界線ではちゃんとそれぞれ一緒に過ごしている二人がいると思いたい……。

だって結局店主じゃない玉森の現実はカオルといるあの現実のみ…カオルもカオルで愛しいなと思ってきたしカオルとこの先色々な感情が育って孤独じゃなくなればいいなとは思うんですけど…。

でも店主はあの歳まで生きてきたわけなのでその世界線には水上たちがいたことはいたんですよね。

店主とカオルは現実に存在している。

それ以外は全て玉森の空想の物語だったとして、そうなると玉森は結局恋愛対象として見ていたのは(気付くのは先ですが)水上だけだったわけで、それは幼い頃に気持ちを感じ取っていたのか、店主は一応玉森と同一人物みたいなものだからそこで何かしら店主から繋がるものがあったのか(店主は水上のことが好きだと自覚したことがあったから)、でも情事は玉森の願望みたいなものがあったのかな……孤独がそうさせたのかわかりませんが…。


店主は玉森にどうしても託したい夢があった。そのためには彼らの存在が、邪魔だった。

だから三人を殺した。

15年前の雨の日に。


「楽しかった…三人が生きていればどうなっていたか。想像するのが」

玉森のこのセリフには心臓潰されるかと思った…。

玉森が、種明かししようかと、水上や川瀬なんて男は存在しない。博士なんて一度店にやってきただけだ。全ては私の妄想で。幻想で。願望で。という言葉も玉森自身から聞くとこの何とも言えない気持ちになりました。苦しい。

確かに全て玉森の妄想だったとしても、玉森は自分の行いが愚かなものであったとは思えないし自分を恥じる気持ちもない、ゆえになかったことにするつもりもない。誰にも証明できずとも、私の中では確かに、水上たちは生きていたのだから。と、言ってくれた言葉には私も救われた。多分みんな救われた。

店主も店主で自分の夢を諦めきれず一生懸命だったんだなと思います。店主の生きてきた人生も辛いものだったんだろうなというのは、水上ルートを見ると改めて思った。多分あれは本当にあったことなんですよね、水上の実家にいた水上の姿とか、そこで橋姫のことを聞いたんですもんね。

でも店主も辛かっただろうけど、水上に頼まれたということもあるだろうけど、自分以外の3人が殺され独りで生きてきた玉森も辛すぎる。幻想に閉じこもりたくもなるだろう…。


でも全て玉森の妄想の物語だったのならどうして玉森は橋姫を知っていたのだろうと思うし、店主が時間跳躍してるということは橋姫は本当に存在しているんだろうし、最後玉森の目が青いままなのは橋姫を宿しているからだろうし、あ、それは店主が死んだからかな?🤔

細かく突き詰めたら答えが出てこない堂々巡りになりそうですし、確定した答えはきっとない作品なんだと思うことにしました。

玉森は、もはやどこからが幻覚で、どこからが現実か、自分でも区別が付かなくなっていたと言ってましたが本当にそれ。私もどれが幻覚の話でどれが現実の話か区別がつかない\( 'ω')/

ドグラ・マグラに関してもお恥ずかしながら知識皆無だったので(実在するのも知らなかった)、ネットとか本屋でも少し手にとってみたのですがさっぱりでしたwドグラ・マグラはまたその時が来たら読んでみようかなと思います。(その日は結局買わず違う小説ばかり買ってしまった)

夢野久作も知らなかったとは口が裂けても言えない。

あの小説家の名前がたくさん出てくる某アニメを見ていれば名前くらいは知っていたのかもしれない。

 

ネタバレQ&Aにカオルルートの玉森は、他のルートの玉森は異なると書いてあったのでホットしたのとホッとしたようなできないような気持ちもあり。

店主は水上ルートを辿ってきたと思うとしんどいですね…しかも水上ハッピー迎えたあとに陸軍と一悶着がありカオルルートに繋がるって考えるとそれもまたヘビーすぎる💀

また初めに戻ってしまう……ドグラ・マグラじゃないですか…。

 

第五話「古書店街の橋姫」 ~完~

 

 

【最後に】

ここまで読んで頂きありがとうございました!

今回はこのページのみに全て詰めました。

古書店街の橋姫」もっと早くにプレイしておけばよかったと後悔中です。ステラワースさんではずっとお見かけして手にとってはいたんですけど、BLゲームが初心者だったのでなかなか勇気が出ず…たまたまフォロワさんとステラ行って気になってるんだーってお話をしたら貸して頂けてそれを機にプレイしたんですけど。出会わせてくれて本当にありがとう😢💓

アクスタとかアクキーとか買っちゃってるくらいハマったよ\( 'ω')/ww

今度はVita版を自分で購入します。後日談とかシステムボイスとか諸々聞きたくて仕方ない。

また橋姫仲間が増えるといいなぁ。Switch版も買う(ง •̀_•́)ง

 

ではでは( ˇωˇ)"💓

 

 

のら @nora_GR_